柳澤寿男
Toshio Yanagisawa(やなぎさわ・としお)

1971年長野県生まれ。旧ユーゴスラヴィアを中心に活動する日本人指揮者として知られる。2007年、UNMIK国連コソボ暫定政権下のコソボフィルハーモニー交響楽団首席指揮者に就任。同年、バルカン半島(特に旧ユーゴスラヴィア)の民族共栄を願ってバルカン室内管弦楽団を設立。2009年、コソボ北部ミトロヴィッツァにおいて、UNDP国連コソボ開発計画、KFOR国際安全保障部隊、コソボ警察などの協力を得て、紛争後初となるアルバニア人、セルビア人音楽家の共演を実現。2010年、ニューヨーク国連総会に伴うイベント「バルカン・リーダーズ・サミット」に招かれ、バルカン各国の大統領・首相を目前に演奏を披露。2011年、音楽の殿堂とも言われるウィーン楽友協会ホールでのコンサートを実現。またUNDP国連開発計画アルバニアの協力を得て、教育を受けないロマ民族の子供たちとのコンサートを実現。バルカン室内管弦楽団は紛争後、交流のなくなった旧ユーゴスラヴィア文化圏の貴重な架け橋として存在している。柳 澤寿男とバルカン室内管弦楽団の活動はNHK総合テレビ「おはよう日本」、TBSテレビ「NEWS23」、日本テレビ「NEWS ZERO」、フジテレビ「ニュース・スピーク」「新報道2001」、テレビ東京「世界ナゼ?!そこに日本人」、NHK BS1「BS特集」「エルムンド」ほか数多くのメディアで報道され続けている。2009年に放送されたBSジャパン(テレビ東京系)「戦場に音楽の架け橋を~指揮者柳澤寿男コソボの挑戦」が第6回日本放送文化大賞グランプリを受賞。2011年、高等学校教科書「世界史A」(実教出版)に記載。著書に「戦場のタクト~戦地で生まれた奇跡の管弦楽団」(実業之日本社)、2014年、バルカン室内管弦楽団初となるCD「戦場のタクト~The HARMONY of Co-Prosperity 」(キングレコード)をリリース。

メッセージ

ボスニア紛争から19年を迎えたサラエボ出身の楽団員が、これまでは人を判断する際、どの民族に属しているか、どの国に住んでいるか、どの宗教を信仰しているかで判断していたが、これからは今同時に地球に生まれた「世界市民」と思えるかどうかが、近隣諸国の異民族との共存共栄に繋がっていくのだと言っていました。この言葉は来年2015年に戦後70年を迎える我々日本人にも、改めて平和の尊さを考えるきっかけとなりました。彼女らは、まずは人と人が会い、思いを共有することの大切さを教えてくれました。音楽が人と人の心を繋いでいくことを強く願っています。

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