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世界が見えるトピックス 開発途上国レポート

たかまつななさん ~マダガスカルで日本と自分を再発見~

「マダガスカルのリアルを知ろう!」

(1)日本語学科の学生たち ~日本語を勉強する理由~

東京から飛行機を乗り継いで25時間、到着したのはアフリカ、マダガスカル!私たちはこの国の最高学府であるアンタナナリボ大学にお邪魔しました!!そこには日本語を専門的に学ぶコースがあり、青年海外協力隊の新野美奈さんが、日本語教師として活動しています。

学生たちが日本語に興味を持ったきっかけって何だと思いますか??日本では就職や昇進を目的に英語や中国語などを勉強することが大半だと思います。しかし、マダガスカルでは日本語を習得しても特に就職には影響しないと聞きました。それではどうして日本語を勉強するのか。答えはとても簡単。

面白いから。

気になりませんか??日本から遠く離れたマダガスカルでどうして面白いと気づくことが出来るのか。これも日本が誇るサブカルチャー、漫画やアニメが深く関係しています。

マダガスカルの学生たちに日本の有名な漫画について、「ナ○トとかワ○ピースって知ってる??」と聞くと目を輝かせながら「知ってる~!!」という声が。しかもその有名なセリフを真似すると歓声が上がるほどでした。日本の漫画やアニメは本当に世界中の人に知られているんだなと実感しました。

自己紹介もそこそこに新野隊員の授業を体験しました。今回の課題は「自分の得意なことについて日本語で発表する」というもの。4人ずつの班に分かれて課題に取り組んだのですが、「何が得意だったっけな?」と答えに苦戦していたのは日本人である私でした(苦笑)。

(新野隊員の授業を真剣に聞く学生たち)

現地の学生は本当に一生懸命日本語を勉強しています。日本人が当たり前のように買えるノートも彼らにとっては貴重品。丁寧に端から端まで書き埋めていました。

その成果が出ているのか、日本語を勉強して一年も経ってない学生たちのほとんど全員が、今日の課題をクリア。ここまで上達するには相当な努力が必要だと思いました。自分は履修している第二外国語では「こんにちは」しか言えないです。恥ずかしい(笑)。その後は1人の男子学生が日本のアイドルの曲を日本語・踊り付きで熱唱してくれて、教室は大盛り上がり。最後はみんなで記念撮影をしました。私は日本人っぽいポーズということで歌舞伎の見栄を切ってみましたが、これも大うけ。こんな異国の地で同世代の学生と友達になれてとても感動しました。【小澤】

(こんなにたくさんの学生が日本語を学んでいるんです!)

(2)刺繍に感動!とても器用なマダガスカルの子供たち

皆さんは刺繍をしたことがありますか。マダガスカルのアンチラベ市にある、子供の自立を支援するNGO「チンジャンジャラ」で、青年海外協力隊の藤岡宏美隊員が活動しています。この施設では、学校に通えない子供たちに刺繍・裁縫を教えたり、識字教室を開いたりしています。

(様々な刺繍を毎日練習しているそうです)

識字の授業を受けているのは、ホームレスで戸籍もない、正規の教育を受ける機会がなかなか無い子供ばかりです。教室の黒板には数字が書かれており、日本の小学校と同じように「読み書き計算」を勉強していました。ある程度できるようになると、様々な事情から来なくなってしまう子供もいるそうですが、貧困層の子供であっても教育の機会を提供し、社会で必要な力をつけさせる一助となっています。

(識字教室の子供たちはとても元気で笑顔が素敵でした)

刺繍のクラスは2年制です。2学年合わせて70人ほどいますが、そのほとんどは女子で、現在男子は2人だけだそうです。毎日朝から夕方まで刺繍の授業や練習をし、どんどん上達していくそうです。

(実際に刺繍を体験!あまりの細かさに苦戦し、生徒の器用さに驚きました。)

また、2年生に上がると、ミシンを使ってより高度な作品を作ります。この刺繡のクラスを卒業した子供たちは、知り合いのつてで職人の仕事を見つけたり、紡績工場で働いたりするそうです。

(外国の刺繍を掲示物で紹介。生徒たちの興味を引き立てる藤岡隊員の工夫です!)

このように、この施設では刺繍等の技術を教えることで職業訓練を行い、それが女性の自立支援にもつながっています。【岩田】

(3)村ステイで知ったマダガスカルの生活

私は今回、これは絶対体験してみたい!学生レポーターとして伝えたい!というものがあり、マダガスカルへの派遣に応募しました。それは、

電気も水道もガスもない生活を体験してみること。

実は私は生まれてこの方、海外旅行に行ったことがありませんでした。なんとかしなきゃ!プロジェクトに学生レポーターとして参加するまでは、海外のことや国際協力のことなど、深く考えたことがありませんでした。
しかし、まったく知らないなりに見たり聞いたり調べたりする中で、世界には、日本では考えられないような不便な生活環境にある人たちがいることに気がつきました。自分のこの先の人生を考える時、学生である今のうちにそういう現状を一度見てみたいと思ったのです。

私たちは首都から車で4時間あまりのアンチラベ市郊外に住む、村長さんのお宅にお邪魔しました。見渡す限りの大自然で、街頭や電柱など、日本では当たり前に視界に入ってくるような建造物は一つもありません。夜の屋外には、(写真は残念ながらありませんが)本当に「星が降ってくるような空」が広がっていました。この地域の人たちは電気がないので、太陽が沈むと眠りにつき、太陽が昇るのと同時に活動を開始するという生活を送っています。

(見渡す限り、雨を待つ田んぼと山に囲まれていました)

この地域の人々の生活改善のために、青年海外協力隊の積奈津子さんが活動しています。マダガスカルでは野菜や果物が多く採れるのですが、家庭の経済状況などから野菜や果物を食べることは少なく、子供たちの栄養不足が大きな問題となっています。夕飯時には、積隊員が村の人たちに栄養改善メニューとして普及している、シチュー作りを私たちもお手伝い。電気がない暗闇の中、まな板もないため手と包丁を使って野菜を切るのに悪戦苦闘しました。台所にガスはなく、カマドに大なべを置いて調理します。

(撮影のために光を当てていますが消すとほとんど何も見えないです。)

野菜を炒めて、村長さんが庭で飼う牛から絞った新鮮なミルクで煮込みます。コンソメやお塩など、日本でも見かける物で味付けしたミルクシチュー。食べてみると「日本のシチューの味だ」と驚きました。お米にも非常に良く合ってとてもおいしかったです。

村ステイを通して、いつも当たり前にあるものがない生活は、不便さを感じる一方で、当たり前に見過ごしているものの良さを改めて実感することができました。文字にするととても簡単ですが本当に日本という国は恵まれていると感じたし、しかし不便な村ステイの中にもまた、日本では味わうことのできない何かがあったような気がしました。村長さんの家族とは言葉でコミュニケーションをとるのが難しかったですが、いつも笑顔で接してくれて、マダガスカルの人々の温かさも感じました。【小澤】

(とても温かいおもてなしをありがとうございました!)