• なんプロとは?
  • 世界が見えるトピックス
  • なんプロサポーターの活動
  • 学生レポーター発信中!
  • アクションから選ぶ
  • メンバー団体情報
  • メルマガ登録

世界が見えるトピックス 開発途上国レポート

歌手の庄野真代さん、ラオスの子どもと音楽で交流

歌手活動とともに、NPO法人『国境なき楽団』の創設代表理事として、家庭で使わなくなった楽器を集めて途上国の子どもたちに贈る活動なども行っている庄野真代さんは、「なんプロ」のサポーターでもあります。そんな庄野さんが今年2月にラオスを訪問。JICAボランティアの佐藤葉月隊員が日々奮闘する現地の「子どもセンター」を訪ね、楽器をプレゼントしてきました。音楽を通した子どもたちとの温かい交流の模様をレポートします。

ラオスの「子どもセンター」

ラオスの「子ども文化センター」(Children’s Culture Center: CCC)は、伝統文化の継承と情操教育の普及を目的とした施設です。学校が終わった子どもが集まる、日本の児童館のようなもので、ラオスの各県にあります。
ラオスの古都、ルアンパバンのCCCは、300人ほどの生徒がメンバーになっています。ここでは、ルアンパバンの竹筒の人形を使った伝統劇「エポック」を教えており、その技術は年上の子どもから年下の子どもへと引き継がれています。上手になった子どもは、ホテルや外部イベントに呼ばれてラオスの踊りとエポックを披露していて、その収益はCCCの運営費の一部に当てられています。
年間を通し活発にエポック活動をしているのは今や、ルアンパバンでもここCCCだけになりました。

ルアンパバンの佐藤葉月隊員

左:佐藤葉月隊員 右:自身の活動を庄野さんらに説明する佐藤隊員左:佐藤葉月隊員
右:自身の活動を庄野さんらに説明する佐藤隊員

このCCCでは、佐藤葉月さんがJICAボランティアとして活動しています。情操教育の一環として子どもたちに幅広い学びを提供するため、日本語や日本文化を紹介したリ、エポックやダンスのショーをもっと多くの人々に知ってもらうためのマーケティングに取り組んでいるところです。
幼い頃、親戚にJICAボランティアがいて「かっこいい。いつかは自分も。」と憧れていた佐藤隊員。アメリカでの不動産会社勤務後、JICAボランティアに応募した経歴の持ち主です。

庄野真代さんと「国境なき楽団」

2018年2月13日、日本のNPO「国境なき楽団」が、このルアンパバンのCCCを訪れました。2018年2月13日、日本のNPO「国境なき楽団」が、このルアンパバンのCCCを訪れました。

「国境なき楽団」は歌手の庄野真代さんが代表理事を務めており、毎年途上国を巡って音楽による交流や楽器の寄付を行ってきています。13回目の今年、日本からのツアー参加者とともに、庄野さんはルアンパバンで、CCCの子どもとの交流や佐藤隊員の活動を見学しました。
「なんとかしなきゃプロジェクト」のサポーターでもある庄野さんは、途上国の課題やその解決に向けた取り組みについて、広く発信をしています。2016年のラオスフェスティバル(東京)に出演した際にCCCを知り、今回の訪問に繋がったそうです。

ヌーカム副センター長(右)ヌーカム副センター長(右)

この日、庄野さん一行はCCCで、まず佐藤隊員から組織概要と佐藤隊員自身の活動について説明を受けました。同席の副センター長のヌーカム先生は、佐藤さんについて「日本語、英語、ラオス語、スペイン語が話せるので、CCCと外との窓口になってくれて助かっています。子どもに日本語と日本文化を教えてくれているので、みんな少しずつ話せるようになってきているんですよ」と語ってくれました。


夕方になると、子ども達が集まってきます。今日は中高生が中心で、ラオスの踊りを披露してくれました。庄野さん達国境なき楽団の皆さんは、お返しに、日本の歌を合唱したあと、リコーダーとピアニカがプレゼント。みんな大喜びで、さっそく練習する子どももいました。最後は、全員で輪になり手を叩いて歩きながら、ラオスでも人気の曲「上を向いて歩こう」を大合唱。参加した子どもからは日本語で「たのしい!」との声が上がり、眩しい笑顔がはじけていました。
今回のラオスツアーでは、ここCCCのほかにも小学校と中学校を訪問した庄野さん。ツアー後は「音楽の魔法で、次々と人がつながり、たくさんの笑顔が広がりました。ラオスに来てよかったです。日本の皆様からのご寄附に感謝します。」と語ってくれました。

佐藤隊員の想い

「子ども達は私、そしてJICAがいつも見守ってくれていることで、日本への親しみを感じています。」と語る佐藤隊員。ルアンパバンでの任期はあと8ヶ月となりました。「文化の違いによるすれ違いでうまくいかないこともありますが、相手の立場に立ってその違いの背景を理解するように努めています。メンバーの子どもは300人もいるので、名前と顔を覚えるのに苦労していますが、みんなと一緒に思い出に残ることをしたいと思っています。」