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「なんとかしなきゃ!プロジェクト」が行うオリジナルのプロジェクトや、著名人インタビュー、イベントレポートなどをご紹介します。
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開発途上国の現場へ行ったり、定期的なボランティア活動ができない方でも、少しの努力で実践できるボランティア活動があります。それが身の回りにある物を送るボランティア活動です。 使わなくなったランドセルや着なくなった服などを開発途上国でそれらを必要としている人々に届けたり、書き損じハガキや使用済み切手などを集めて日本で換金し、途上国の人々に届ける支援があります。誰にでもできる「物を贈るボランティア」について、なんとかしなきゃ!プロジェクトメンバーの道端ジェシカさんとなんとかしなきゃ!プロジェクト実行委員の国際協力NGOセンター(JANIC)の事務局長を務める山口誠史さんが対談しました。
道端ジェシカ
1984年10月21日生まれ。福井県出身。モデル。数多くのファッション誌やテレビCM、広告など、さまざまなメディアでも活躍する一方、UNHCRへの難民支援を中心に、チャリティ活動に積極的に参加。国連UNHCR協会の継続支援「毎月倶楽部」での月々の寄付や、難民映画祭でのトークイベントへの登壇、雑誌でのチャリティオークションの企画、自身がデザインしたチャリティTシャツを通じての支援、blogやtwitterでの呼びかけなど、同世代へ向け、自身の声で発信していく活動を続けている。
>>プロフィール詳細
山口誠史
国際協力NGOセンター・JANIC事務局長
1956年埼玉県生まれ。立教大学経済学部卒業後サラリーマンを経て、85年日本国際ボランティアセンター(JVC)のボランティアとしてソマリアへ赴任。87年JVC神奈川事務所代表、96年JVCカンボジア事務所現地代表を歴任。01年より10年3月までシェア=国際保健協力市民の会事務局長。
 

国際協力を始めたきっかけ

JANIC 山口誠史 ジェシカさんは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)「毎月倶楽部」のサポーターとして活躍されていますが、国際協力の活動をするようになったきっかけはなんですか?
道端 母がチャリティーやボランティアに熱心だったことがきっかけです。私が二十歳になった頃、母から手渡された資料の中に、UNHCR毎月倶楽部の資料がありました。それ以来、毎月倶楽部に毎月一定の金額を寄付しています。この他にも、初めて挑戦したトライアスロンを通じて「Just Giving」というチャリティーに参加したり、自分が着なくなった洋服をチャリティーオークションにかけて、集まったお金をUNHCRに寄付しています。

山口 要らなくなった物を換金して国際協力に役立てることも国際協力の重要なツールのひとつですが、着なくなった服などの物をNGOやNPOを通じて開発途上国に送ることも国際協力のひとつですね。
 

使わなくなった物を「贈る」気持ちの大切さ

道端 物を送るときに気をつけるべき点がありますか?
 
山口 はい。それを私はソマリアの難民キャンプで学びました。私がソマリアで初めてボランティア活動に参加したとき、現地で日本から届いた毛布を難民に配る手伝いをしました。日本から届いた毛布は品質も状態も良いのですが、現地の人々が日本の毛布はすぐに使えなくなると口々に言うんです。難民キャンプでは、人々は屋根がないところで生活していたので、雨が降ると毛布が濡れてしまいます。欧米から送られてきた毛布は、軍隊が使うような丈夫な毛布で、防水加工もされているので雨が降っても平気です。海外から真心こめられて届いた物であっても、それが受け取る側の状況によっては効果的でないことがあるんです。
道端 物を送るときには、使う側の状況を考え、彼らの立場になることが大切なんですね。着なくなった洋服を送るときも、ボロボロになったから、要らなくなったからという、物を処分するような気持ちではなく、身につけてもらうための贈り物として送る気持ちは大事ですよね。物を送るときには、それを手に取った人が、少しでもハッピーになれるようにという気持ちが伝わるように、私も送りたいと思います。

山口 使わなくなったから途上国の貧しい人にあげるという安易な気持ちではなく、受け取り手が本当に使えるものか、パートナーという同等の立場で考えること、自分がたまたま余分に持っているものを使っていただくという気持ちを持つことは大切ですよね。
 

寄付した物やお金がどう使われているか

山口 ところで、ジェシカさんもご自身が着なくなった洋服をチャリティーオークションで換金して寄付されていますが、換金できる物の代表的なものとしては、書き損じハガキや使用済み切手があります。これら身の回りにある物を集めて換金して、現地で必要とされている物資を購入するという手段も非常に有効的な協力方法なんです。

道端 洋服だけでなく、身の回りにあるさまざまな物が国際協力の手段になるんですね。誰にでも気軽にできる国際協力のひとつですね。でも、寄付した物やお金が、実際にどう使われているのかという情報がないと、寄付する側が心配になってしまいますよね。
山口 そうですね。それは援助する側の重要な課題の一つです。寄付で集まった物の届け先やお金の使い道を報告しない団体は信頼性がないと言えます。多くのNGOやNPOは、ウェブサイトで財務資料などを情報公開したり、寄付していただいた方々にレポートを届けたりしているので、こういう団体を選ぶと良いですね。また、物を途上国に届けるには、輸送費のコストなどがかかりますが、こういう側面も寄付する側のみなさんにもきちんと理解してもらう必要があります。寄付する物やお金の使われ方をしっかり納得していただいた上で、要らなくなった物を活用して途上国の人々を支援する活動に、たくさんの人に参加していただきたいと思います。
 

誰かを助けるのは、かっこいいこと

道端 私はこれからも、ファンの方たち、同世代の方たちにとっての、国際協力の窓口になれたら素敵だなと思っています。私が行うチャリティー活動に共感してくれたファンの方たちが、世界の問題やチャリティーに興味を持ってもらえることが、とてもうれしいです。困っている人がいたら、なんとかしなきゃ!と思うのが人だと思います。誰かを助けるのは、かっこいいことだし、心が満たされます。要らなくなった物を寄付したり換金する、誰にでもできるボランティアにたくさんの人にチャレンジしてほしいです。
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