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今さら!?聞けない 難民問題、ポイント解説

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「難民」という言葉が連日のように報道されています。
2015年末現在、難民および難民申請者、国内で住居を追われた人の数は、世界全体で6,350万人(*1)にものぼり、第二次世界大戦後最多となっています。
今、「難民問題」は「移民問題」ともクロスし、複雑化しています。イデオロギーや民族・宗教などの対立による紛争が世界各地で発生し、近年の特徴として自然災害や経済危機などの複合的な要因が絡んで難民問題が長期化しています。
ここでは難民問題のポイントを分かりやすく解説します。(*1):国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)Global Trends2015より

日本と無関係ではない難民

日本は1970年代後半のインドシナ難民(ベトナム・ラオス・カンボジア)の大量流出を受け、1981年に難民条約に加入し、インドシナ難民を11,319人受け入れました。(インドシナ難民の受け入れ事業は、2005年度をもって終了。)
1982年の難民認定制度導入から2015年末までの間に、660人の条約難民(*2)を受け入れ、2010年からは、第三国定住(*3)によって、ミャンマー難民を受け入れており、2016年までに31家族123人を受け入れました。
また、2016年11月よりUNHCRの協力を得て、「シリア平和への架け橋・人材育成プログラム」を通じ、シリア難民の若者を最大で100名(各年度最大20名×5年次)留学生として日本国内の大学に受け入れます。就学の機会を奪われたシリア難民の若者に教育の機会を提供することによって、将来のシリアの復興を担う人材育成を支援しています。(*2)条約難民:難民条約(1951年の難民の地位に関する条約)に定義された難民の要件に該当すると判断された難民
(*3)第三国定住:難民キャンプ等で一時的な庇護を受けた難民を、当初庇護を求めた国から新たに受入れに合意した第三国へ移動させることで、難民は移動先の第三国において庇護あるいはその他の長期的な滞在権利を与えられる枠組み。

難民とは

2016年リオデジャネイロオリンピックでは「難民選手団」が登場し注目を集めました。難民とはどのような人を指すのか、多くの人は紛争などから命を守るために自分の国から逃げてきた人などとぼんやりと認識しているのではないでしょうか。
難民とは「難民条約」(国際条約)で定められた人々を指します。1951年に採択された難民条約の第1条で、難民とは「人種、宗教、国籍もしくは特定の社会的集団の構成員であることまたは政治的意見を理由に迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖を有するために、国籍国の外にいる者であって、その国籍国の保護を受けられない者またはそのような恐怖を有するためにその国籍国の保護を受けることを望まない者」と定義されています。もう少しわかりやすくすると、「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた」人々のことを指します。
また、紛争などによって住み慣れた家を追われたが、国内にとどまっているかあるいは国境を越えずに避難生活を送っている人々については「国内避難民」と呼んでいます。

世界の難民の状況 (Global Trends 2015(UNHCR)より出典)

現在、難民、国内避難民と呼ばれている人々が数多くいます。世界を俯瞰してみると、難民の流出が多い地域はアジア(中東を含む)が最も多く、次にアフリカ地域となっています。 ●難民数:65,300,000人(2014年より5,800,000人)
難民流出国トップ3
●難民流出国トップ3
①シリア(490万人) 
②アフガニスタン(270万人) 
③ソマリア(110万人) この3か国で全難民の54%を占めている
受入国トップ6
●受入国トップ6
①トルコ(250万人)2014年もトップ
②パキスタン(160万人)
③レバノン(110万人)
④イラン(97万9,400人)
⑤エチオピア(73万6,100人)
⑥ヨルダン(66万4,100人)

●18歳未満の子どもの割合:51%
●各地域の状況(「世界難民地図」(財)アジア福祉教育財団難民事業本部より引用)

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