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世界でもっとも早く太陽が昇る国・キリバスが水没の危機に!

世界でもっとも早く太陽が昇る国・キリバスが水没の危機に!

日付変更線を曲げて、世界で一番早く一日を迎える国へ

キリバスキリバスという国をご存知ですか? キリバスは太平洋に浮かぶ33の島々で構成された青い海に囲まれた小国です。国土は長崎県の対馬ほどしかないながらも、散らばっている島の東西は3,200kmととても広大なため、排他的経済水域(資源などを国が独占できるエリア)は世界第3位となっています。これだけ広大な領域に島が点在しているために、日付変更線をまたいでしまい、島によって日付が違うという問題が発生していました。あまりにも不便なため、1995年に日付変更線をずらすことになったのですが、島の東西は3,200kmのキリバス。日付変更線を東端に移動させたことで、まっすぐに伸びた日付変更線は、ハワイの南で大きく東側に曲がってしまいました。また、日付変更線を国の東端にしたことで、世界で一番早く、新しい一日を迎える国となったのです。日付変更線を国の東端にした理由のひとつに、観光への影響も考慮されたと言われています。なお、キリバスの国旗は波打つ海に太陽が昇っている、絵画のようなデザインとなっています。国旗からも、この国の特徴が分かりますね。

 

 

観光地としては、クリスマス島が有名

クリスマス島キリバスではクリスマス島が有名な観光地となっています。クリスマス島はサンゴ礁で成り立っている島なので、農作物を育てることはできません。そして漁業も発達しておらず、漁は盛んには行われていません。そのため、島の主要な産業は、ダイビングや釣り、バードウォッチングなどの観光業、そして天然の塩を生産しています。特に天然の塩については、美しいサンゴ礁の海水を赤道直下の太陽にあててゆっくりと作り上げていくため、その素朴さから日本人からの人気が高い製品です。
この島は1777年のクリスマスイブの日に、イギリスの冒険家であるジェームス・クックがたどり着いたことに由来しています。ジェームス・クックにちなんで、島内には国営の「キャプテンクック・ホテル」があり、この島に訪れる観光客たちを迎えています。

 

 

ゆっくりと、海の中に沈んでいく島

アバヤン島世界的な気候変動に伴う海面の上昇によって、高い山や丘を持たないサンゴ礁の島で成り立っているキリバスは水没の危機が叫ばれています。キリバスの平均海抜は約2メートルと、もちろん数年のうちに水没するわけではありませんが、逃げ場のない海抜の低い島では、大潮や高波など、少しの自然災害によっても大きく影響を受けてしまうのです。2015年5月の報道では、すでにアバヤン島沿岸のテブンギナコ村の村民200人以上が内陸部に移住したと伝えられています。
この現状を重く受け止めたキリバス政府は、フィジーに約20平方キロメールという広大な土地を買いました。また、フィジーの大統領も公式に受け入れるという宣言を行っています。ただし、キリバスもフィジーも先進国ほどには豊かではありません。また、フィジーの北には、キリバスよりも先に水没してしまうのではと言われるツバルもあります。気候変動という、自分たちだけではどうすることもできない外部影響によって、長年住んだ土地が水の中に沈んでしまうという危機にさらされている国が世界には存在するのです。この悲しい状況に対して、フィジーだけでなく、世界はもっと関心を高め、手を差し伸べていく必要があるのです。

 

 

 

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