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世界初!肥満の人が多い国サモア航空が、体重別運賃を導入

世界初!肥満の人が多い国サモア航空が、体重別運賃を導入

荷物に超過料金があるなら、乗客にも体重別運賃があってもいい?

体重別運賃制度南太平洋の島国、サモアの航空会社が2013年に、世界初の「体重別運賃」を導入して、世界から注目を集めました。この制度は、1キロごとに単価を設定し、チェックイン時に計った乗客と荷物の重さの合計で価格が決まるというもの。世界で初めて定められたこの制度、肥満問題に頭を抱えている国にとっては、新たなビジネスの兆しになるような決断です。確かに、これまで飛行機に乗る時には預け入れ荷物の重さ制限がありますが、人には設定されていませんでした。預ける荷物に超過料金がかかるなら、同じ飛行機に乗る乗客にも重さを設定するのは合理的かもしれませんね。体重が気になっている人にとっては頭の痛い制度かもしれませんが、子どもがいる場合は座席による料金設定よりも、体重別での料金設定の方がお得なこともあるそうで、家族連れには歓迎されているそうです。
なお、体重別とまではいかなくても、アメリカにはシートからはみ出してしまうほどの大柄な乗客に対して、2シート分の支払いを定めている航空会社がすでに存在しています。サモア航空の体重別運賃制度、世界の航空会社への影響はあるのでしょうか。

 

 

アメリカ文化もさることながら、醤油とわさびのsashimiも食べられる!

sashimiでは、なぜサモアの航空会社が体重別運賃という制度を導入したのでしょうか。この背景には、サモアの肥満事情が大きく影響しています。世界保健機構(WHO)が発表した、肥満人口が増加している国のトップはサモア。WHOによるとサモア人は「世界で一番太っている民族」とされ、特にアメリカ領サモアの肥満人口が占める割合は93%と、実にふくよかな人が多い国なのです。なお、サモアは1899年に西側をドイツが、東側をアメリカが領土としていましたが、西サモアは1962年に独立。東サモアは今もアメリカの領土となっています。アメリカ領サモアの肥満人口が多いのは、もともとポリネシア人が太りやすい体質であることに加え、欧米の食文化が入り込んだことにより加速したものとみられています。なお、典型的なサモア人の主食は、タロイモ。タロイモを茹でたり揚げたりして、魚や肉などのおかずと一緒に食べています。また、サモアではマグロが獲れ、そのお刺身はsashimiと呼ばれ、レストランでは日本同様にわさびと醤油で食べることができます。太ってしまう人が多いくらい、食文化が豊かな国なのですね。

 

 

ブラジルではワールドカップのシートに肥満専用席が

ワールドカップのシートでは、体重別の制度はサモアの航空会社だけなのでしょうか。実は、サモアだけでなく、南米のブラジルも国民の肥満に悩まされており、人口の半分以上が標準体重を上回っているそうです。ブラジルは国民の17%、アメリカは国民の30%もの肥満率を誇っており、肥満という問題は先進国だけでなく世界中で重要視されているテーマです。なお、日本の肥満率は3%と世界的に見ると低く、サモアやアメリカの肥満率がどれだけ高いかが分かりますね。
太っている人が増えているブラジルでは、2014年のワールドカップ開催の時に、肥満専用のチケットが登場し話題になりました。これは、通常の席に収まり切れない肥満体の人向けに、幅が約2倍の専用席となっており、身長180センチ、体重100キロ以上の人はこの席に座ることができます。また、肥満専用の優先席もあり、「太っている人」に対してのブラジルの関心の高さがうかがえます。
日本にいるとあまり感じることの少ない肥満に関する話題ですが、世界では注目が高まっています。今後も航空会社やチケットだけでなく、あらゆるサービスで肥満に対する制度が定められるかもしれません。

 

 

 

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