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世界幸福度ランキング。途上国トップはコスタリカ

世界幸福度ランキング。途上国トップはコスタリカ

国連が発表した「世界幸福レポート2015」によると、世界で最も幸福度の高い国はスイスという結果となっています。第二位はアイスランド、第三位デンマークと上位を先進国が占めるなか、途上国のトップはコスタリカ。この調査は「人口1人当たりの国内総生産(GDP)」「平均健康寿命」「国民の寛容さ」「人生の選択肢」「汚職の認知度」「社会的支援」の6つの指標から産出されています。堂々の途上国で第一位を獲得したコスタリカ。いったいどのような国なのでしょうか?

 

※参照
http://dev-media.blogspot.jp/2015/05/12.html
http://worldhappiness.report/wp-content/uploads/sites/2/2015/04/WHR15-Apr29-update.pdf

 

 

軍隊を持たない“平和”の国とも呼ばれているコスタリカ

軍隊を持たない“平和”の国とも呼ばれているコスタリカコスタリカはカリブ海に面した自然の豊かな中央アメリカの国家。九州と四国を合わせたくらいの国土に450万人くらいが住む小さな国です。ただし環境面で先進的な取り組みをしている国としても知られており、世界の国々から注目が集まっています。まず、コスタリカは軍隊を持っていません。1948年に発生した内戦後に誕生した政権が、軍事力を抑えるために軍隊を禁止したのです。それ以降は軍隊がないため軍事クーデータなどの争い事も起こらず、軍事予算は教育に充てられており、コスタリカは中南米の国のなかで高い識字率を誇っています。もちろん、不測の事態が起こった時のために臨時の軍事組織を編成することも可能。非武装中立宣言を行っている、合理的な「平和」の国なのです。
政情が安定して国が平和であるということは、国民にとって暮らしやすさと満足度に直結します。こうした背景が、コスタリカの高い幸福度に表れているのかもしれません。
ただし近年、その立地から南米の麻薬組織による北米ルートの中継地点となっており、麻薬中毒者の増加や犯罪組織による治安の悪化が問題となっています。コスタリカ政府は警察官の増員や麻薬組織の摘発など治安回復に努めていますが、国民の4%ともなる約20万人が麻薬中毒であると言われており、コスタリカの悩みは尽きません。

 

 

電力の大部分を再生可能エネルギーで賄う、先進的な国

電力の大部分を再生可能エネルギーで賄う、先進的な国コスタリカは非常に自然豊かな国としても知られており、国土の1/4が国立公園・自然保護区と指定されています。もともとスペインからの独立当初は国土の7割をジャングルが覆っている緑豊かな国だったのですが、1940年代以降は資源確保のための森林の伐採が続き、あっという間に3割にまで減ってしまいました。そうした過去の反省から、コスタリカでは国を挙げて自然保護を強化し、現在では国土の5割以上にまで森林が回復しており、地球上の全動植物の約5%が生息しているホットスポットと言われています。植物だけではなく動物の保護にも関心が高く、スポーツとしての狩猟や、動物が芸を見せるようなサーカスは禁止されており、2013年には国内に2カ所ある国立動物園を閉鎖すると発表しました。
環境保護のための再生可能エネルギーの取り組みも行っており、コスタリカ国内電力の98%は再生可能エネルギーであると報告されています。エネルギー源は主に水力。そして火山の多いコスタリカでは総発電量の15%を地熱発電が担っており、2021年までにカーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量と吸収量が同じ状態)を実現すると宣言しています。エネルギー資源が少なく脱原子力を目指している日本にとって、コスタリカの再生可能エネルギーへの取り組みに学ぶことは多いのではないでしょうか。

 

※参照
http://www.cnn.co.jp/travel/35035745.html
https://courrier.jp/news/archives/6867/
http://wired.jp/2015/04/01/water-fire-costa-ricas-carbon-zero-year-far/

 

 

 

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