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「特別連載 来て見てわかる!アフリカ:セネガル編 第2回」

「特別連載 来て見てわかる!アフリカ:セネガル編 第2回」

2016年は第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)の開催年。「世界が見えるトピックス」では、国際協力機構(JICA)が派遣する「青年海外協力隊」が、住んでいるからこそわかる、アフリカの生の情報をお届けしていきます。11か国目はセネガルです。

 

 

セネガルの「住む」と「着る」

寄稿者: 青年海外協力隊 原田 拓朗(職種:コミュニティ開発)

 

セネガルの住居

カーズのある村にて

カーズのある村にて

現在、セネガルの都市部ではコンクリートのブロックで骨格を作り、タイルを張るという住居が主流ですが、村では伝統的な住居「カーズ」が散見します。

 

カーズとは、木で骨格を作り、藁で木枠を覆ったものです。形としては、円柱に円錐を載せたようなもので、シンプルな構造です。カーズの中は半径3~4mの円の広さになっており、シングルサイズのベッドでほとんどの場所を占めてしまいます。

 

セネガルは「サヘル」というサハラ砂漠の周辺地域に位置し、山や丘がないため、建築資材が少ないです。家の周辺にある木や藁を鉈で刈り、一束にまとめて、集落に運んで現地の藁などで作れるこのシンプルな構造は砂の民であるセネガル人の工夫を凝らした伝統的な住居です。

 

セネガルファッション

襟の刺繍を施す仕立て屋と男性服の代表「オーバサンジョウ」

襟の刺繍を施す仕立て屋と男性服の代表「オーバサンジョウ」

セネガル人、特にセネガル人女性の一番の関心事はやはり「ファッション」。

日本と大きく違うのは、自分の生地を市場で購入して、それを仕立屋でオーダーメイドして作ってもらうという点です。そのため、国民的なイベントの前は、決まって仕立屋が大忙し。生地を持った女性がカタログを見ながら、「こうしてほしい、ああしてほしい」と細かい注文をつけています。

カラフルなアフリカの生地を使用して、襟や袖のところに鮮やかな刺繍を施し、頭に巻物をするのがセネガル女性の一般的なスタイル。
ある女性は「タイバース」というウエストにヒラヒラが付いて、スカートがタイトな上下一式のスタイル。ある女性は「ブブー」というゆったりとしたワンピースのようなスタイル。

男性服では「オーバサンジョー」というが主流で、ナイジェリアの大統領の名前が起源らしいです。

 

小さな町でもファッションショーが行われるほど、セネガルはオシャレな国です。

 

 

セネガルに残る伝統織物

布を織る機織り職人

布を織る機織り職人

上述したように、セネガル人は既成品をそのまま着るよりは、自分の身の丈にあった服を着ますが、現在は多くの服は外国産の生地(コートジボアール産など)を使用しています。しかし、セネガルでも以前は布を織る職人が数多く存在しました。

 

彼らは機織り職人(Tisserand)と呼ばれ、現在も数は少ないながらも、伝統を守るべく毎日一筋一筋、丁寧に生地を織っていきます。足を使いながら、上糸と下糸を交互に上下に動かし、その間に横糸を通していきます。

機織り職人と仕事をしているフランス人の方によると「機織りの技術はヨーロッパではコンピュータでプログラミングされていて、手織りの技術はとても貴重」とおっしゃっていました。グローバル化が進んで行っても、このような伝統が生き残ってほしいですね。

 

 

 

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