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カンボジアの街に赤い看板が多いワケ

カンボジアの街に赤い看板が多いワケ

世界遺産のアンコール遺跡が有名なカンボジア。カンボジアの都市では至るところで赤い看板を見ることができます。この赤い看板をよく見てみると、カンボジアの代表的なビール「アンコールビール(ANGKOR)」のロゴが。なぜ、アンコールビールの営業所や販売店でもない普通のレストランにも赤いアンコールビールの看板が表示されているのでしょうか?

 

看板に税金がかかる?!カンボジア独特の税制度

アンコール遺跡 国によってさまざまな種類がある税金。実はカンボジアには「印紙税」といって、広告宣伝のためのポスターや看板に税金がかかる制度があるのです。そのため、レストランなどのお店の看板には税金を支払わなければならないのですが、お店がお願いするとアンコールビールの会社が無料で看板を作ってくれるそう。また、看板にかかる税金が免除になる制度もあるそうで、お金をかけたくないお店がこぞってアンコールビールに看板を作ってもらっているため、アンコールビールのシンボルカラーである赤い看板が町中に広まったというわけです。アンコールビールも看板にロゴを入れておけば会社の宣伝になるので、お店にとってもビール会社にとっても嬉しい制度なのですね。
看板に税金がかかるなんて日本人にとっては驚きの制度ですが、なんとカンボジアには国家資格の税理士制度がなく、税理士さんもいないそうです。また、日本のような国税と地方税に分かれていることもなく、国が管理している国税のみとなっています。税理士資格もなく、カンボジアの税金制度はまだ未整備と言われており、これから少しずつ整備されていくでしょう。ひょっとしたら、看板を取り巻く環境も変わっていくかもしれません。

 

 

カンボジアのお札には日本の国旗が描かれている

メコン川 さて、日本とカンボジアの関係はどのような関係でしょう?。日本は古くからカンボジアに有償・無償の資金協力や技術協力などを行ってきました。2015年には、10年以上の歳月をかけて日本の協力によって作られた巨大な橋「つばさ橋」が開通しました。これまでベトナムのホーチミンに行くためには、雄大なメコン川が立ちふさがりフェリーを使うしかなかったのですが、この橋の開通によって容易に行き来できるようになりました。橋の長さは取り付け道路を含めると全長5,400メートル!数キロにも及ぶこの大きな橋の建設地の周囲には、1970年代後半にカンボジアを支配したポル・ポト派による不発弾が埋まっていました。慎重に撤去をしながら工事を進めていたのですが、2012年に工事中に不発弾に当たり爆発が起きてしまいます。また、雨季と乾季によってメコン川の水位は大きく変わり、2011年にはカンボジア過去最大の大洪水が起こります。このようないくつもの困難にも屈せず、地道に建築を続けて「つばさ橋」は完成したのです。
なお、日本の協力で橋が架かったのは「つばさ橋」が初めてではありません。2001年にもプノンペン北東部のコンポンチャムに日本の協力で「きずな橋」という橋が架けられており、その美しい姿はカンボジアの500リエル札にも登場しています。つばさ橋の開通により500リエル札はリニューアル。新しい500リエル札には、きずな橋とつばさ橋、そして日本の国旗も登場しています。橋を走っている車も日本車だというウワサ。日本とカンボジアの架け橋となる新500リエル札。もし見る機会があれば、チェックしてみてくださいね。

 

 

 

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