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世界的な課題となっている「難民問題」とは?

世界的な課題となっている「難民問題」とは?

2015年はEUに中東やアフリカなどから難民が押し寄せた一年でした。UNHCRの発表によると、2015年の一年間に海を渡ってEUに到達した難民の数は100万人を超えるとされています。なお、2014年は21万6000人だったので、一年間で5倍近くの難民がEUに達したということになります。ニーズの急増によって、2017年には第三国定住による受け入れを必要とする難民の数は119万人にも上るとされています。さて、今回は世界的な課題となっている難民問題を考えてみます。
http://www.bbc.com/japanese/35196971
http://www.unhcr.or.jp/html/2016/06/pr-160614.html

 

UNHCRとは

国連難民高等弁務官事務所(United Nations High Commissioner for Refugees)。世界各地の難民の保護と支援を行う国連機関であり、支援には保護だけでなくその後の帰還や定住など、難民問題の恒久的解決に向けた活動も含みます。

 

 

危険から逃れ、保護を求めて命がけで国を脱出する難民たち

危険から逃れ、保護を求めて命がけで国を脱出する難民たち 政情が不安定な国では、紛争や迫害などの緊急事態が起こり、自国の政府に期待ができない時、多くの人々は着の身着のまま自国から脱出します。何日もの間、水も食糧も足りない状況で、少しでも安全な国や地域に命からがら逃げようとするのです。移動手段がない人々は近くの国まで何百キロも歩いて逃げることもあります。このようにして、自国で緊急事態が起こり、避難して安全な国に逃れた人々のことを難民と呼んでいます。男性は兵士として戦地に駆り出されるケースが多く、難民・避難民には女性と子どもたちの占める割合が大きくなります。
保護を求める難民たちの一時的な避難場所になるのが、難民キャンプです。難民を受け入れた国やUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)などがテントを設置し、食料や水、医療、生活用品などの緊急支援を行います。
現在も紛争は各地で勃発し、難民はこれまで以上に大規模かつ広い地域で発生を繰り返しています。部族や民族間の対立や、マイノリティー集団の権利要求など、発生の原因は様々です。

 

 

EUを目指す難民の数は増える一方…

EUを目指す難民の数は増える一方… 2015年から激増しているヨーロッパを目指す難民たち。危険な地中海を超え、ヨーロッパ側に渡ろうとして船で転覆し、命を落とす難民が増えています。犠牲者は2016年5月時点で約900人(出典:http://www.asahi.com/articles/ASJ514J0CJ51UHBI00B.html)。漁船が浮かびお互いの陸地が見える距離にあるトルコ~ギリシャ間に位置するエーゲ海と比べて、距離が長いアフリカ大陸の北部のリビア~イタリア間の航海は危険が付きまといます。しかし、EUとトルコは増え続ける難民の急激な流入を食い止めるために、玄関口であるギリシャに密航した難民たちをトルコに送還することで合意しました。そのため、トルコ~ギリシャルートで密航する難民は激減。国際移住機関(IOM)の発表によると、2016年の難民到着数は約15万人にもおよんでいましたが、合意が発効した4月下旬の1週間の難民数は434人まで激減しました。けれど難民が減ったわけではなく、このルートを通過しなくなっただけであり、難民たちは危険を承知でリビア~イタリア間を渡るしかヨーロッパに行ける道がなくなったのです。
今年に入ってからイタリアにたどり着いた難民はすでに2万7000人以上。そのうち1割が未成年者の単独密航となっており、事故や犯罪に巻き込まれるなどして行方不明になっている人も少なくありません。密航者の事故や受け入れ先の問題だけでなく、こうした未成年者の難民についても問題となっています。

 

今さら!?聞けない難民問題、ポイント解説!
http://nantokashinakya.jp/refugees/

 

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