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電力が足りない貧しい地域に「再生可能エネルギー」の可能性

電力が足りない貧しい地域に「再生可能エネルギー」の可能性

スイッチを押せば電気がつく私たちの生活。でも世界には電気が通っておらず、不自由な生活を続けたままの人たちがたくさんいます。エネルギーが安定して使えるということが、途上国の人々の生活の向上と貧困を減らすために重要な役割を果たします。今回は、途上国で注目される「再生可能エネルギー」の役割と効果についてご紹介します。

 

 

貧しい地域の生活向上のために

貧しい地域の生活向上のために途上国ではいまだに多くの人々が電気を利用することができません。そのため、医療や教育が遅れ、電気が通っていない地域はいつまでも発展が滞ります。特に途上国では都市と地方の間で格差が拡大しており、格差を解消するためにも地方に住む人々にエネルギーを届ける必要があるのです。
そこで注目されているのが「再生可能エネルギー」と呼ばれる新エネルギー。石油やガスなどの限りがある天然資源を使わず、環境にやさしい太陽光、風力、小水力等の再生可能エネルギーは、必ずしも大規模な設備投資が必要ではありません。また、燃料の輸入が必要ないため、地方の電気がない地域への導入や普及に有効とされています。電気が通っていない地域が電化すると、生活水準が向上し、工場などで電力を使って新たな産業を作り出すことができます。産業が生まれれば人はそこで働いて賃金を得ることができるため、貧困の解消にもつながるのです。
世界のエネルギー消費量の大半は先進国が占めていますが、アジアを中心とする開発途上国でも、人の口増加や産業の工業化によってエネルギーの需要は急増しています。現在、途上国では経済の発展や生活の向上を実現するために、増え続ける電力のニーズに対応できる体制づくりが急がれています。

 

 

【事例1】国連開発計画(UNDP)の太陽光発電プログラムが、ボツワナの家族の生活を変えた

国連開発計画(UNDP)の太陽光発電プログラムが、ボツワナの家族の生活を変えたボツワナの農村部では、住民の約80%の人々が電気を使えず、薪を燃やして明かりや調理に使用しています。そして生活をするのに必要な薪を集めることが、森林の伐採につながり、大きな問題となっていました。 UNDPはボツワナ政府、地方のコミュニティと協力し、ボツワナのCO2の排出量を削減し、石油に代わるエネルギーとして、「太陽光発電機」の普及活動を展開しています。このプログラムでは、主に貧しい人々と母子家庭に優先的に手ごろな価格で装置を提供しています。こうした電気の通っていない地域では、家庭用の太陽光発電機の導入により、夜間でも子どもたちが読書をしたり宿題をしたりできるようになり、家族の生活を変えています。

国連開発計画(UNDP)
http://www.undp.or.jp/

 

 

【事例2】JICA 世界最大の地熱資源が眠るインドネシア

JICA 世界最大の地熱資源が眠るインドネシアインドネシアには2万7000メガワットという世界最大の地熱資源が眠っているにもかかわらず、その利用率はわずか3%ほどでした。せっかくの豊富な地熱資源も、有効利用が進んでいないのが現状です。その背景として、地熱発電の利用には多額の初期投資が必要な上に、掘ってみるまで資源の規模が確認できないなど開発リスクが大きいことが挙げられます。
しかし、地熱資源は経済成長とともに必要とされるエネルギーへの対応と同時に、気候変動対策にも有効とされています。インドネシア政府は2025年までにエネルギー供給量の5%程度にまで、地熱エネルギーの割合を引き上げる政策を掲げています。この政策の実現に向け、JICAは、地熱開発計画のプランニングと地熱発電所の建設を支援しています。

 

 

 

 

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