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世界が見えるトピックス 特集

太平洋・島サミット2018開催~太平洋の島国との絆~

SDGsに注目している「世界が見えるトピックス」では今回、今年5月18日~19日に福島県いわき市で開催される「第8回太平洋・島サミット(PALM8)」をご紹介します。

 

ミクロネシア、メラネシア、ポリネシアの国々からなる太平洋島嶼国は、とても親日的で、日本にとっての重要なパートナー。日本がこれらの国々との関係をより深めるために、1997年以降、3年毎に日本で開催されている国際会議が「太平洋・島サミット」です。太平洋の島国は、「国土が狭く、分散している」「国際市場から遠い」「自然災害や気候変動等の環境変化に脆弱」といった困難を抱えています。このため、日本を含めた17か国の首脳等が参加し、そうした様々な課題の解決、地域の安定と繁栄を目指した議論が行われているのです。

 

前回は、「福島いわきから太平洋への誓い 共に創る豊かな未来」をキャッチフレーズに、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズで開催。「防災」「気候変動」「環境」「人的交流」「持続可能な開発」「海洋・漁業」「貿易・投資・観光」の7つの分野に焦点を当て、協力を進めることが決定されました。日本は、各国への協力として、2015年からの3年間で550億円以上の支援を提供するとともに、4,000人の人づくり・交流支援を行うことを表明し、各首脳陣から、継続的な支援に高い期待が寄せられました。

 

photo:JICA/Kenshiro Imamura

今回も開催地となった福島県いわき市ではすでに大きな盛り上がりが見られます。スパリゾートハワイアンズでは、3月23日から期間限定の特別ショー「ポリネシアン・サンライトカーニバル」の上演をスタート。フラガールとファイヤーナイフダンサーが、トンガやサモア、フィジー、ニュージーランドなどサミット参加国の伝統舞踊を組み込んだステージを披露しています。

 

また、今回のサミットに先立って、今年1月には有識者会合の提言書が、外務大臣に提出されています。そこでは主に、

 

●過去20年間の対太平洋島嶼国外交の成果を総括し,新たな20年の長期的な視野に立った将来像を双方国民に示し,友好協力関係を更に強固にすること。
●「外交」「貿易」「投資」「観光」等で引き続き関係強化が重要。
●「海洋安保・海上保安」「自立的かつ持続可能な発展の基盤強化」「人的交流・往来の活性化」に重点を置くべき。

 

と述べられています。

 

 

photo:JICA/Jiro Nakahara

「友好協力関係」「交流」といった言葉が使われているように、「太平洋・島サミット」は、日本からの一方的な支援の場ではなく、パートナーシップを育むためのものです。

たとえば、日本の食料自給率は、わずか40%しかありません。国内で食べている食料の多くは、海外の農業大国に依存しているほか、日本の食卓に欠かせないカツオやマグロの7割以上が、太平洋の水域で水揚げされています。そのほかにも、日本は大洋州地域からいろいろな種類の水産資源や鉱物資源を輸入しています。

 

また、こうした島国が持つ広い水域は、食料やエネルギーなど、海外から輸入する資源なくしては生きられない日本にとって、海上輸送の大切なエリアとなっています。日本がほかの島国に支援しているように見えますが、ほかの島国とは「お互いさま」の関係。島国ならではの課題をともに解決していくことで、お互いの発展と明るい未来に向かっているのです。そして、これらのパートナーシップはもちろんSDGs達成のための大きな一歩となるでしょう。今回は、どんな成果が見られるのか、注目していきましょう!

 

 

 

 

 

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