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世界が見えるトピックス 特集

“おいしい”は“遠い”世界を“近く”する 前編 ~edit JAPAN堺あゆみさん~

毎年5月はフェアトレード月間と定められています。「フェアトレード」とは発展途上国で作られるものを適正な価格で購入することで、生産者のみなさんの生活を支援する取り組みです。今回の世界が見えるトピックスでは、いま話題のスーパーフード「フリーカ」を日本に輸入されている「edit JAPAN」代表の堺あゆみさんにインタビューし、「食べること」で「国際協力」ができる仕組み、その活動に込めた思いについて語っていただきました。

 

こちらの記事は、セカイプラスとも連動。 古関れんさんがフリーカの魅力に迫った動画はこちら▼
http://nantokashinakya.jp/sekaiplus/report01/

 

 

―フリーカが「スーパーフード」と呼ばれる所以はどんなところにあるのでしょうか?
古代から伝わる栄養価の高い食材が「スーパーフード」として、また最近注目を浴びています。フリーカもその一つで、昔からアラブ諸国で代々伝わる古代穀物。その高い栄養価からスーパーフードと言われています。
フリーカは、麦がまだ若い時期・青麦の状態(=栄養価が高い時期)で収穫し、バーナーで表面を焼く加工をしています。そのため、香ばしくて独特のコクと旨味があるのが特徴で、アラブ諸国では主食のひとつになっており、パレスチナが発祥と言われています。
食物繊維が玄米の4倍、キヌアの2倍。血糖値が上がりづらい低GIであること、たんぱく質が豊富なことから、欧米ではヘルスコンシャスな方にはもちろん、アスリートフードやダイエットフード、としても注目をされています。
―堺さんはフリーカとどのように出会ったのでしょうか?
パレスチナに住んでいた友人に「オーガニックコスメの輸入をしてみないか?」と誘われ、パレスチナを訪ねたのがきっかけです。その友人が現地で食べさせてくれたフリーカが、とてもおいしくて身体にやさしくて。一気に魅了されました。
「おいしくて、身体によくて、日本人の舌に合う、そしてフェアトレードの商品なら、昔から夢であった国際協力に携わることができる」。編集者として今までと違ったアプローチ:「おしゃれでカッコいいスーパーフード」というプロモーションで日本で行ける!広めたい!食べた瞬間ピンときました。

―ある種の運命的な出会いだったんですね。

すぐに友人にお願いをしてメーカーに連絡をしてもらい、帰国当日に現地の工場と畑を訪問。そこで食べさせてもらった古代から伝わるフリーカのスープ・滋味あふれるシンプルなスープが身体に沁みわたり、パワーがわいてきて、感動しました。
私が第二子を高齢出産後、体調を崩し、40歳を過ぎてこれからの自分の人生に希望を見いだせない時期でもあったので、フリーカに出逢って「これだ!」「これにかけてみよう」そういう直感もありました。
食品輸入の経験はなかったので、現地のメーカーの信頼を得るため、丁寧にコミュニケーションをとっていき、信頼を築いていきました。
―フリーカを日本で広めようと決意したきっかけを教えてください。
ちょうど、日本で空前の健康ブーム・スーパーフードブームであったこと、日本人が絶対好きな味だと確信していたこと、欧米ではすでに話題になっているけれども日本では誰も輸入していなかったこと。そういったことから、日本でも広められる!私が広めよう、と思いました。
また、欧米のメーカー産も多く出てきていることから、差別化も念頭においていました。
フリーカ発祥の地であるパレスチナ産(=本場産)、日本の有機JASも取れたオーガニック、伝統製法であること、フェアトレードであること。そして何より、ほかには負けないおいしさ。それを強みにして売っていこうと思いました。

―パレスチナでは、どのような方がフリーカをつくっているのでしょうか? 現地の方と触れ合う中で印象的なエピソードがあれば教えてください。

代々続く農家の方々が、麦を育て、バーナーで焼いたり、脱穀したりの加工をしてフリーカを作っています。その農家の方々の生活・伝統製法を守るため、私が取引をする現地のメーカーは農業組合を作っています。現地の方とのコミュニケーションで印象的だったことは、「日本の高級デパートで売られている」「テレビに取り上げられた!」「日本のセレブが食べている」「憧れの雑誌VOGUEに自分たちのフリーカが掲載された!」という、クールな部分にすごく反応し、喜んでくれていることです。国際協力というと、どうしても地味なアプローチが多い中、「おしゃれでクール」ということがうれしかったようで、自分たちの商品にとても誇りを持ってくれました。
輸入当初より、「おしゃれでクール」なイメージを作りたい、という思いが私の中であったので、メインの販売場所は、私が日本一クールと思っていたオーガニックの最先端のお店に最初に営業しましたし、メディア戦略も、VOGUEやSPURなどファッション誌中心、インフルエンサーとしてセレブリティにも積極的にフリーカを紹介していきました。長年、雑誌の編集やマーケティングに携わっていたことが、フリーカを通していかされ、よかったなぁと思えました。

 

 

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