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世界が見えるトピックス 特集

南米の日系社会に “日本式野球”をひろげよう! 日系研修「野球指導者の人材育成」 前編

かつて、より良き生活を求めて南米に移住する日本人たちがいました。それから月日は流れ、2018年は、日本からのブラジル移民110周年、そして2019年にはペルーとボリビアが120周年を迎えます。いま、現地を訪ねる日本人や日本の企業が温かく迎えられるのも、海を渡った先人たちが築き上げた歴史と信頼関係があってこそのものです。今回の世界が見えるトピックスでは、現在の日系社会と日本人をスポーツでつなぐ活動をご紹介。JICA四国が、プロ野球独立リーグ・四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスと協力して実施した「野球指導者の人材育成」研修の様子をレポートします。

 

 

 

来日したのは、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンの南米3カ国で暮らす日系人の5名。母国の少年野球チームでは、監督やコーチとして活動されている方々です。今回の研修の目的は、「日本式野球」の指導者を育成すること。南米では、キューバ式・アメリカ式の野球が主流となっていますが、現地の日系社会では、青少年育成のために、礼儀やチームプレーを重んじ、基礎・基本に忠実な日本式野球を求める声が多くあります。ただ、日系人の世代交代が進むなか、日本式野球を指導できる人材が少なくなってきている現状があるのです。

 

5名は、スポーツマネジメントや審判に関する講義、高知ファイティングドッグスの駒田徳広監督やコーチ陣による実技指導を受けました。

 

 

ハイライトは、プロ野球の観戦。研修会場を東京ドームに移して、巨人対楽天の一戦を視察。試合前には、駒田監督の話を聞きながら練習を見学。観戦時は、一球一打に沸き立っていました。

 

 

試合後、「間近で見る日本のプロ選手のプレーは、すごい迫力だった」「打球の音が全然違って驚いた」と語るなど、彼らにとっても非常に貴重な経験になったようです。また参加した5名は口を揃えて「子どもたち、特にまだ上手くプレーできない子どもたちに対してどう教えていくのか、考えていきたい」と語っていました。日系社会の野球人口は減少傾向にあり、現地の野球文化を継承していくうえでも、彼らの今後の活動が重要になってきます。

 

高知県は中南米への移住者が多い土地。地域とも積極的に交流

 

その後再び高知県に戻り、約1カ月の研修が終了。今回の研修は、彼らが日本式野球を学ぶとともに、日本人と交流することも大きな目的の一つでした。高知ファイティングドッグスのみなさんをはじめ、地域の野球チームの方々や地元の住民たちが温かく迎え入れてくれたことに、研修生のみなさんは大きな喜びを感じてくださったようです。彼らが帰国後、この研修の成果を披露することによって、日本式野球、ひいては、日本文化が普及され、日本と南米の国々の絆がより深まることが期待されます。

 

 

 

 

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