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世界が見えるトピックス 特集

あなたのひとつの行動で、誰かを幸せにすることができるかもしれません 〜EARTHRISE 小幡星子さん〜 後編

買い物をする際、その商品やサービスが「フェアトレード」であるかどうかが、選択の大きなポイントになりつつあります。途上国で作られるものを適正な価格で購入することで生産者のみなさんの生活を支援する仕組みは、数多くの団体や企業に採用されています。今回の世界が見えるトピックスでは、エシカルジュエリーに注目。エシカルジュエリーブランドEARTHRISE代表でデザイナーの小幡星子さんにインタビューし、その活動内容からフェアトレードに込めた想いまで、たっぷりとお伺いしました。

【前編はこちら】(http://nantokashinakya.jp/sekatopix/article0205/

 

こちらの記事は、セカイプラスとも連動。
柴田紗希さんによるEARTHRISEレポート動画はこちら▼
http://nantokashinakya.jp/sekaiplus/report03/

 

 

―小幡さんがフェアトレードについて積極的に取り組まれている想いについて、さらにお伺いできますでしょうか。
お互いを思いやる心を大切にしたいというシンプルなものです。
その形が、途上国とのフェアトレードや、国内・他の先進国とのフェアな関係、そして、職人の手仕事から生まれるジュエリーという結晶になっています。
ジュエリーの素材は、地球が途方もない歳月を経て育んできた、自然からの贈りものです。世界各地から採掘された素材がひとつのジュエリーになる過程において、つくる人もつける人にも幸せになる。この美しい連鎖を次の世代にもつむいでいくことを信念としています。
―パキスタンの人々と直接やりとりされたエピソードなどがあれば教えてください。彼ら彼女らの生活は、フェアトレードによって変わりましたか?
「ショウコは私たちに、生活の糧だけでなく、暮らしが変わる実感をもたらしてくれた」
今までお金を稼いだことがなかった女性の研磨職人の言葉です。彼女は初めて手にしたお金を握りしめて、1歳になる赤ん坊の洋服を買いに行きました。また、彼女たちが研磨をした宝石が、遠く離れた日本で喜ばれていることを伝えると、今まで経験したことのないような喜びを感じた、と言ってくれました。誰かに認められること、求められることが、彼女たちの自尊心を育てることにもつながり、良い循環が生まれていると実感しています。ママたちが頑張っている姿を見ている子供たちは、「ママみたいな職人になりたい!」と目を輝かせています。とても小さな出来事ではありますが、ひとつの家庭に明るい希望を灯すことが出来たように思えます。
―素敵なお話ですね。では、ジュエリーデザイナーとして、小幡さんがデザインする際、とくに意識されていることはありますか?
ジュエリーを通して、自然本来の美しい宝石や良質の素材に触れることで、心を豊かにしていただけたらと考えています。一般的に市場に出回る宝石の95%以上は、研磨以外に色を鮮やかにするための人工的な処理が施されています。一方、EARTHRISEでは、自然本来のやさしいパステルカラーをした宝石を中心に、ジュエリーをデザイン・制作しているんです。市場には出回らない珍しい宝石を扱うこともあるため、今まで宝石に興味のなかった男性が宝石の魅力に心を奪われることも度々あります。本当に美しいものは、心を豊かにしてくれると再認識させられます。
また、身につける人の魅力を引き立たせる、付け心地の良いデザインであること、同時に素材の背景や、つくり手の物語もデザインに盛り込むことを意識しています。オーダーメイド商品の場合は、お客様の想いを様々な角度からお伺いし、ジュエリーという唯一無二の形にデザインしているんです。

―小幡さんの今後の目標や夢を教えてください。

パキスタンでの研磨事業をもとに、他の国でも同様の事業を立ち上げたいと考えています。多くの途上国では、他国のバイヤーたちに原石を買い叩かれ、宝石を扱っている人々や研磨職人は大変貧しい生活を強いられています。世界的には、フェアトレードの宝石は1%もありません。そこを変えていきたいと思っています。
また、多くの方にEARTHRISEを知っていただけるよう情報発信を行い、エシカル・フェアトレードの認知度を上げていけたらと思っています。
―最後に、記事の読者の方にメッセージをお願いいたします。
国際協力というと難しく考えてしまうかもしれませんし、いきなり途上国でお仕事やボランティア活動をすることはハードルが高いと思います。まずは日本にいて日常で出来ることから始めてみてはいかがでしょうか?
エシカル・フェアトレード商品を買う事は、手軽に出来る国際協力の一つです。もし、その商品に関心を持ったら、商品を作っている国、素材が採れる国について調べたり、旅行がてら実際に訪れてみたりすると、新しい発見があるかもしれません。
また、ふだん何気なく購入している商品の素材はどこで採れて、どのような人たちが作ったものなのか、なぜ安いのか、少し考えたり、調べたり、お店の人に聞いてみても良いと思います。私は、「無関心」が一番怖いことだと思っています。すべてに関心を持つことは大変ですので、興味のあるモノ・コトについて少しずつ関心を寄せていただけたらと思います。
今は何でも出来る時代です。もしかしたら、あなたのひとつの行動で、誰かを幸せにすることができるかもしれません。
―ありがとうございました。

 

 

 

 

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