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エネルギー貧困が引き起こす、環境破壊や煙による健康被害とは

エネルギー貧困が引き起こす、環境破壊や煙による健康被害とは

私たちの暮らしの中で、電気が使えることは当たり前のこと。交通信号機は24時間作動し、電気製品のスイッチを入れれば、いつでも明かりは灯るもの。電車だって時間通りに到着します。このように当たり前のように享受している便利な生活は、実はごく一部の人々の常識でしかないのです。今回は、エネルギーを満足に使えない地域に住む人々の暮らしと支援活動についてご紹介します。

 

 

開発途上国のエネルギーの問題

エネルギーという観点で、開発途上国の人々はどのような現実に直面しているのでしょうか。具体的な数字を交えていくつかのトピックスをご紹介します。開発途上国のエネルギーの問題は、貧困にも強く結びついているのです。

 

●世界では、14億人が電気を使えない生活をしています。

 

●昔ながらのバイオマス燃料(薪や動物の糞など)の使用により、屋内で発生した煙による死亡率は、マラリヤや結核による死亡率より高くなっています。

 

●ニューヨーク州(人口約0.19億人)における年間電力消費量は、南アフリカ共和国を除いたサブサハラ・アフリカ以南(人口約7.91億人)における消費量にほぼ匹敵します。

 

出所:Energy poverty How to make modern energy access universal? World Energy Outlook 2010., International Energy Agency

 

 

バイオマス燃料による影響

調理したり、部屋を暖めたりするのに、昔ながらのバイオマス燃料をエネルギー源としている人々が途上国には多くいます。これはもちろん、電化がまだ十分ではないからです。エネルギー源をバイオマス燃料に頼ることで、女性や子供の労働負担が大きくなるだけでなく、煙による健康被害や森林伐採などの環境破壊の原因にもなっています。
エネルギー貧困は、先進国と途上国の間はもちろんのこと、途上国内でも富裕層と貧困層の間で、不平等に拡大しているのが現状です。

 

© NGO 緑のサヘル かまどの土台となる石を用意している最中。

NGO 緑のサヘル 改良かまど講習会

「緑のサヘル」は改良カマドの講習会を開催し、普及に取り組んでいます。改良カマドは、粘土や藁、堆肥など、現地で手に入る材料で作られたカマドで、従来のものに比べて燃焼効率がよく、薪の使用量を40~50%減らすことができます。改良カマドを使うことによって、使用する薪が減り、森林を守ることができます。また、重い薪を拾って運ぶのは女性にとって重労働。カマドを変えることで、環境の保全と、重労働の軽減という二つの支援が実現できるのです。

 

 

NGO 緑のサヘル
http://sahelgreen.org

 

 

 

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