• なんプロとは?
  • 世界が見えるトピックス
  • なんプロサポーターの活動
  • 学生レポーター発信中!
  • アクションから選ぶ
  • メンバー団体情報
  • メルマガ登録

「特別連載 来て見てわかる!アフリカ:ベナン編 第1回」

「特別連載 来て見てわかる!アフリカ:ベナン編 第1回」

2016年は第6回アフリカ開発会議(TICADⅥ)が開催される年。世界が見えるトピックス(セカトピ)では、国際協力機構(JICA)が派遣する「青年海外協力隊」が、住んでいるからこそわかる、アフリカの生の情報をお届けしていきます。

 

 

【夜に響く回覧板】

寄稿者: 青年海外協力隊 郡山 彩 (職種:コミュニティ開発)

こんにちは、アフリカの西側、ギニア湾に面し、日本の1/3の細長い国土をもつ、ベナン共和国で活動している郡山彩です。

 

まずはちょっとディープな村の習わしを紹介します。

 

私の住むベナン・ペネスル村では、よく闇夜に太鼓の音が鳴り響きます。
あとは、ニワトリとヤギの鳴き声(鶏が鳴くのが朝だけとは限りません!)。

 

 

防犯上、夜は外出しないのであまり詳しくありませんが、太鼓を鳴らすのは聞くところ、祝いごと・断食期間中の夜の宴・気晴らし、などなど。
土着宗教の盛んな地域では、呪術師が夜出歩くときに鐘を鳴らし、音が鳴っているにも関わらず外に出て呪術師と目を合わせてしまったときには、誰であろうと殺される、なんてこともあるそうです。私の地域にはいませんが、そんな話を聞いてから、闇夜に響く音はちょっと怖い…

 

ある日の夕暮れ

さて、話を戻します。
私の村で、夜、一番耳にする太鼓の正体は、村の村内放送です。
21〜22時頃、静かな夜にドンドンドンと太鼓の音が近づいて来て、遠吠えのような声が響き渡り、太鼓の音と共に消えてゆきます。現地語で、しかも遠吠えのように叫んでいるので全く聞き取れませんが、夜この太鼓が鳴ったら“村で何かある合図だ”ということ。太鼓の主が、大声で伝えながら村中を歩き回り、「どこそこの誰が結婚します」「どの家の誰さんが亡くなりました」「どこの畑に泥棒が入りました、気をつけて」など、村の伝達事項を伝えていくのです。

 

なぜ夜なのか?昼でもよいじゃないかって?
家族みんなが家にいるのが夜だからです。

 

私も一度、村全体に知らせてほしいことがあったとき、村長さんにお願いしてこの呼びかけを使いました。
闇夜に響く回覧板、内容は分からずとも、村の絆が感じられる文化です。
 

 

 

関連トピックス