• なんプロとは?
  • 世界が見えるトピックス
  • なんプロサポーターの活動
  • 学生レポーター発信中!
  • アクションから選ぶ
  • メンバー団体情報
  • メルマガ登録

タジキスタンの美女の条件は「つながり眉毛」

タジキスタンの美女の条件は「つながり眉毛」

中央アジアに位置する共和制国家であるタジキスタン。この国では「眉毛がつながっている女性」が美人の条件とされているそうです。タジキスタンの若い女性は、染料となるハーブで眉毛と眉毛のあいだを塗りつぶし、しっかりとつながっている眉毛にメイクするのだとか。アジアとヨーロッパの間に位置しているため、オリエンタルな彫りの深い顔立ちの女性が多く、黒々とした眉毛によってさらに強い印象を受けます。その姿は、映画にもなったメキシコの女性画家「フリーダ・カーロ」の眉毛がつながった自画像を彷彿とさせますね。
さて、つながった眉毛美女が多いタジキスタン。日本とは遠く離れており、馴染みの薄い国ですが、いったいどのような国なのでしょうか?

 

 

年間約4万円で生活する、旧ソ連諸国の最貧国

タジキスタンは中央アジアに位置し、南はアフガニスタン、東に中国、北はキルギス、西はウズベキスタンと接している海のない国です。ちなみに漢字だと「汰爾奇斯坦」とあまりにも読みにくい字を当てられています。国土は日本の約4割、人口は世界で91位の840万人。東部には標高6000~7000メートル級の高山が連なるパミール高原があり、水資源が豊富な山岳国です。

 

タジキスタンの歴史は複雑です。モンゴル帝国やティムール帝国など様々な国の支配下にありましたが、1800年代にロシアに併合されます。そして1991年に、ソ連解体にともないタジキスタン共和国として独立しました。ただし独立を果たした翌年から5年間、内戦が続きます。内戦での死者は5~10万人と、多くの被害者を出しました。また、内戦によって国内は荒廃し、住むことができなくなった人々が難民となりました。難民の数は、実に120万人ともいわれています。内戦は1997年に終結しましたが、隣接しているアフガニスタンの政情が安定せず、テロや武器・麻薬の流入が深刻な問題となっています。2006年には麻薬押収量が世界三位となり、現在も取り締まりを強化しています。

 

経済状況は上向いており、農業と牧畜が主要産業のほか、金、銀などの鉱物も産出し、経済を助けています。また、給与水準の低い農村部からロシアなどの近隣国に出稼ぎする労働者が多く、彼らからの仕送りが国の経済を支えています。その額はタジキスタンのGDPの4割以上を占めるともいわれており、国内の雇用を生み出す経済的な開発が必要とされています。

 

内戦が終わり経済は回復しているとはいえ、タジキスタンは旧ソ連諸国のなかでは最貧国。国民の大部分は年収350ドル(約4万円)で生活をしており、海外からの支援が必要な国のひとつとなっています。

 

 

安全な水を国民に届けるために…日本の給水改善支援

日本はこれまでODAプロジェクトとして、タジキスタンに数多くの無償資金協力を行ってきました。特に安全な水を国民に届けるための給水改善支援は何度も行っています。日本では常に安全な水がどこでも利用できますが、世界的に見るととても恵まれている環境です。タジキスタンは山岳国のため山からの水が豊富にあるのですが、既存の給水施設が旧ソ連時代に作られたものが多く、老朽化が問題となっています。老朽化が激しい上に維持管理もままならず、稼働していない施設も多いため、都市部では94%の人々が安全な水を使えるのですが、農村部では約半分程度にしか安全な水は届きません。農薬や家畜の糞尿が混じった水路や、十分な深さとはいえない簡素な井戸などに水源を頼ることによって、国民の生活に悪影響を及ぼしているのです。

 

2014年に締結された「ハトロン州ピアンジ県給水改善計画」は、約15億円を投じて壊れて放置された井戸ポンプや小さすぎてすぐに空になる水槽など、問題となっている給水施設の整備を行い、2016年8月の完成を目指しています。

 

タジキスタンへのODAは、給水設備だけでなく、人材育成や国際空港の整備、アフガニスタンとの国境管理設備の管理など、幅広く行われています。

 

■タジキスタン支援の最前線レポート
http://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/presscenter/articles/2015/02/26/-.html

 

 

 

関連トピックス