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未来に豊かな資源を引き継いでいくために。求められる「持続可能な開発」

未来に豊かな資源を引き継いでいくために。求められる「持続可能な開発」

いまや70億人の人口を抱える地球。環境を壊すことなく、人類が必要としている消費を支えるためにはどうすればよいのでしょうか? その実現のための手段が、「持続可能な開発」という考え方です。「持続可能な開発」とはどのようなものなのでしょうか。事例とともにご紹介します。

 

 

重要なのは、持続的に管理・利用すること

増え続ける人口、広がる格差、食料・水・エネルギー不足、止まらない環境の劣化など、地球規模で対処しなければならない課題は数多く存在します。私たちはこれらの課題を解決し、子どもや孫の世代まで暮らしてゆける豊かな地球環境を引き継いでいかなければなりません。自然環境を利用しながら、長く維持することが求められているのです。
薪の採取や資源の採掘により環境破壊が起こっているからといって、木材や水の利用が一方的に悪いというわけではありません。例えば、森林は再生が可能な資源です。重要なのは、持続的に管理し、利用すること。これからの経済発展は、環境負荷を増やしながら経済成長をしていくというこれまでのスタイルから、経済活動を進めながらも自然環境を守り資源の有効利用などにも配慮していく「持続可能な開発」に変えていく必要があります。
「持続可能な開発」を大きく分けると、環境破壊を引き起こす温室効果ガスの排出を抑える「低炭素社会」や、資源の再利用などを行う「循環型社会」、人間の暮らしによって環境破壊が起こらないように管理し、生態系を守る「自然共生型社会」の構築が挙げられます。このような国際的な共通理念のもとで、世界的なルールづくりを進めていく必要があるのです。

 

 

事例:「干ばつに強い村作り」で循環型社会をめざす(ザンビア)

特定非営利活動法人TICO(徳島で国際協力を考える会)
http://www.tico.or.jp/

 

TICOは、徳島県吉野川市を拠点に、ザンビアを中心とした開発途上国の保健医療や農村開発などの国際協力活動を行うNGOです。2002年に、南アフリカを襲った大規模な干ばつにより、多くの人々が飢えに苦しみました。TICOもザンビア南部州の農村で飢餓対策の緊急プロジェクトを実施しましたが、根本的に農村が「干ばつに強くなる」必要性を感じました。この地域では気候の不安定化が予想されており、一時的な緊急援助をしても、長い目で見るとまた同じことが起こってしまうからです。
「干ばつに強くなる」農村にするにはどうしたらいいのか。そこで、水(Water)、農業(Agriculture)、健康(Health)、教育(Education)の4つの分野を関連づけた総合的なアプローチ、「WAHE(ワヘ)プログラム」を推進し、支援活動を展開しています。
最終的にTICOが目指しているのは、“循環型社会”の実現。いつまでも持続が可能な社会をつくるため、環境に負担をかけず資源の消費も抑え、他の地域や次の世代の人々に迷惑をかけない、共生できる生き方をザンビアと日本で研究中です。

 

 

 

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