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「特別連載 来て見てわかる!アフリカ:ガーナ編 第3回」

「特別連載 来て見てわかる!アフリカ:ガーナ編 第3回」

2016年は第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)が開催される年。「世界が見えるトピックス」では、国際協力機構(JICA)が派遣する「青年海外協力隊」が、住んでいるからこそわかる、アフリカの生の情報をお届けしていきます。6か国目はガーナです。

 

 

「ガーナの国民性」

寄稿者: 青年海外協力隊 小川 ひとみ(職種:PCインストラクター)

最終回、3回目の今回は、ガーナ人の国民性について紹介します。

ガーナ人ってどんな人?

明るくて、太鼓をたたいて歌って踊っている。
ガーナに来る前の私は、ガーナ人(アフリカ人全般)に対してそんなイメージを持っていました。それも間違ってはいませんでしたが、実際に1年半ガーナに暮らしてきて、特に感じたガーナ人気質を3つ、私の実体験と合わせて紹介します。

 

①きれい好き

ガーナの1日は掃き掃除から。毎朝4時頃になると、どこかしこからほうきを掃く音が聞こえてきます。家の中、家の周りをきれいにしてから、1日が始まるのです。

そして、最低でも朝晩2回水浴びをします。たとえ断水が何日も続いていても、水浴びだけは絶対に欠かしません。以前、断水の日に「今朝はシャワー浴びた?」と尋ねられ、「日本人は1日1回しか浴びないから、夜だけで大丈夫」と答えたことがありました。すると、「それは良くない。レディーは1日3回浴びないと」と言われ、半ば強制的にシャワーに連れていかれました。日本人は、断水なら節水しなきゃ…と考えるのが一般的だと思います。ガーナ人にとっては、水を入手するのに苦労することよりも、シャワーを浴びないことのほうが大問題のようです。
ほかにも、靴は毎週洗う、椅子に座る際は必ず座面をハンカチ等できれいにしてから座る、…等々、ガーナ人はとてもきれい好きな国民です。

 

②高いホスピタリティ

ガーナ人はビジターが大好き!特に外国人。外に出ると「オブロニ(白人)!元気?名前は?ガーナ好き?」等と次々に声をかけられて、徒歩10分の距離が30分かかる、なんてことも珍しくありません。また、ガーナ人の家を訪問すると、最大限のおもてなしをしてくれます。家庭料理をごちそうしてくれたり(肉や魚を家の人より多めに入れてくれる)、1回の食事代の倍以上もするようなジュースを出してくれたり。さらには、プランテーン(調理用のバナナ)等の手土産まで持たせてくれることも。

その上、「超」がつくほど親切。たとえばバスステーションでうろうろしていると、必ず「どこへ行くの?」と声をかけられ、「○○行きのバス乗り場はどこ?」と尋ねると、多くの場合その場まで連れていってくれます。以前「郵便局はどこ?」と尋ねたら、「すぐそこだから、一緒に行こう」と言って、炎天下の中30分以上一緒に歩いてくれたガーナ人もいました。しかも、途中「暑いから疲れたでしょう」と言って、飲み水まで買ってくれました。(彼はその方面に用事があったわけでもなく、来た道をまた30分かけて戻らないといけないにも関わらず!)さらに、夜中で暗いときや、足場の悪い道の場合は、男女を問わず手をつないで歩いてくれます。
ガーナ人曰く、「ガーナ人は、誰がどこから来たなんてことは気にしない。誰でも歓迎する」とのこと。公用語が英語であり、いつでも外国人と話す準備ができている、というのもビジター大歓迎の理由の一つなのかもしれません。

 

 

③誇り高い

ガーナ人は自分大好き!自撮り命!観光地へ行っても風景等そっちのけ。ポーズや表情を次々に変え、自分の写真を撮って、撮って、撮りまくる。スマホの充電が残り10%になっても、彼らは自撮りをやめません。老若男女問わず、スマホの待ち受け画像は、基本自撮り写真。

多くのガーナ人は、彼らの肌の色に誇りを持っています。彼らは「俺たちブラックは…」という言い方をよくします。また、私の肌と比較して「Black and White、この違いについてどう思う?」等と聞かれることも。
ガーナ人は私たちのことを、名前を知っている場合でも「オブロニ(白人)」と呼ぶことがあります。それについて、私は「あなたはブラックって呼ばれたらどう思う?」と何度か尋ねたことがあります。すると「ハッピーだよ。だって私たちはこの肌の色を誇りに思っているから」と、大抵皆同じ答えを返します。
私は日本の学校で、肌の色について言及するのはタブーだと教わり、それは世界共通のことだと思っていました。しかしここガーナでは、「肌の色の違い=個性」。日本人が目の大きさや背の高さなどを話すのと同じような感覚で、肌の色について話しているのです。世界中の人がガーナ人みたいな考えだったら、世界はとても平和だろうなぁ…なんて思ったりします。実際にガーナはとても平和な国で、治安の良さはアフリカNo.1なんて言われることもあります。

 

以上、「きれい好き」、「高いホスピタリティ」、「誇り高い」の3つが、私が1年半ガーナで暮らしてきて感じたガーナ人の国民性でした。当然、ガーナ人でも個人差がありますので、あくまでこういった傾向がある、という話です。

全3回にわたってお伝えしてきました、西アフリカはガーナ。少しでも多くの方にガーナの素晴らしさが伝わっていれば幸いです。メダーシ・パー!(現地語でThank you very muchの意)

 

 

 

 

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