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途上国の人々にきれいな水を!水は安心できる生活への第一歩

途上国の人々にきれいな水を!水は安心できる生活への第一歩

途上国では、干ばつや砂漠化などの自然環境により、地理的に水が豊かにあるとはいえません。人々は川や湖、井戸などから水を汲んできて、日々の生活に使っていますが、その水自体が安心に使える状態ではありません。病原菌や、土壌に含まれる有害物質などによって、途上国の人々の健康をおびやかしています。今回は、安全な水を手に入れることがどれほど重要か、そしてアジアの地で展開している安全な水を届けるための活動についてご紹介します。

 

 

石けんで手を洗うだけで、死亡率は44%も改善できる

石けんで手を洗う井戸や水道が整っていない多くの途上国では、きれいで安全な水を飲むことが難しい状況です。そして病原菌に汚染された水を飲むことで、深刻な病気を引き起こしてしまうことも…。途上国では、病気になった原因の80%は、汚れた水によるものだといわれており、コレラや腸チフス、赤痢などの恐ろしい感染症の大きな原因となっています。安全でない水を飲んだり、不潔な環境にいたりすることで起こる下痢性の病気によって、毎日4,400人もの子どもたちの命が失われています。安全ではないと分かっていても、水は生活に欠かすことができません。人は生きていく限り、水を飲まないわけにはいかないのです。途上国ではまだまだ水が汚れている地域があり、特に体の弱い子供たちから病気にかかって亡くなっているのが現状です。
きれいな水が手に入るようになることで、子どもたちの健康状態は大きく改善します。石けんで手を洗うだけでも、下痢性の病気による死亡率を44%も減らすことができるのです。また、石けんによる殺菌効果で、感染症や寄生虫などの病気にかかる危険性も減らすことができます。途上国の人々に「安全な水」を届けることができれば、水が原因で死亡する子どもたちを救うことができます。安定して水を手に入れられる環境が整備できれば、水汲みの労働も減らすことができます。
私たちにとって日常的に手に入れられる「安全な水」は、世界的に見ると当たり前のことではありません。きれいな水をいつでも手に入れられることは、途上国の人々にとっては「安心して生活できる社会作り」への大切な第一歩となるのです。

 

出典:水と衛生活動の取り組み
http://www.unicef.or.jp/about_unicef/water/katsudou.html

 

 

【NGOの取り組み】特定非営利活動法人アジア砒素ネットワーク

あなたは、砒素という毒物を知っていますか? 砒素は、古くから毒薬として用いられた物質で、「毒物の王」と呼ばれています。特定非営利活動法人アジア砒素ネットワーク(AAN)は、宮崎県の鉱山周辺で慢性の砒素中毒に苦しんでいる人々をサポートした経験を活かし、アジア各地で問題となっている砒素汚染問題に取り組んでいます。
日本では、1920年代以降に、宮崎県や島根県などの鉱山周辺で、住んでいる人や鉱山で働いていた人を中心に、皮膚に特徴のある病気が発生しました。台湾では、同じく1920年代に砒素による病気が見つかっています。さらに1980年以降になって、井戸水に砒素が含まれていることがアジアの各地で確認されています。
2005年に世界銀行が発行したレポートによると、南アジアと東アジアの 6000万の人々が、地下水に砒素が含まれている地域に住んでいると言われており、70万人もの人々が砒素中毒にかかっていると報告しています。
特に被害が深刻なバングラデシュで、AANは1996年から調査を始めており、2000年には現地事務所を立ち上げて支援に取り組んでいます。地下水に含まれる砒素を飲み続けていると、身体の中に砒素が溜まっていき、砒素中毒にかかります。やがて皮膚などに症状が現れ、長い潜伏期ののちに様々な病気を引き起こすのです。そのため、AANでは砒素を含まない、安全な水を届けるとともに、砒素が恐ろしい毒物であることを村人に伝えたり、病気にかかった人への医療支援を行ったりしています。
私たちの生活に欠かせない水。誰もが安全な水を飲むことができる未来を実現するため、世界で様々な取り組みが行われているのです。

 

http://www.asia-arsenic.jp/

 

 

 

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