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震災によって得た教訓と経験は、途上国で活かされている

震災によって得た教訓と経験は、途上国で活かされている

東日本を襲った未曽有の大震災によって、私たちは多くの犠牲とともにたくさんの教訓を得ることになりました。災害によって困っている人を助けるために、東日本大震災で得た教訓を活かして途上国で活動している人々がいます。今回は、震災の教訓を途上国に伝え、復興のサポートを行っている事例をご紹介します。震災から5年。世界の災害について考えてみませんか?

 

 

途上国と日本が協力して、自然災害に強い未来を作っていく

洪水これまでNGOやJICAが、災害を受けた途上国での活動を通じて学んだ知識と経験は、東日本大震災によって被害を受けた地域の復興と発展に活かされています。災害時は、医療や衣食住などの基本的な生活支援、精神面のケアや二次災害の対応など、あらゆる面で支援が必要な場合が多く、こうした非常時には途上国での活動経験が役に立つのです。
大規模な災害を受けたのは日本だけではありません。世界に目をむけると、わずかな月日の間にも東南アジア、南アジアや中米の様々な国々で、大雨と洪水が発生しています。また、トルコでは大規模な地震が発生しました。その一方で、東アフリカの「アフリカの角」と呼ばれる地域では、過去60年で最大規模といわれる干ばつが発生し、人々が飢えと戦っています。また、大洋州の小国ツバルでは、深刻な水不足に直面しています。世界で起こっている自然災害によって多くの被災者が生まれます。被災地では、満足な生活を送ることができず苦しんでいる人が増えているのです。
こうした世界で起こっている深刻な自然災害に対して、国際協力の現場では、途上国と日本が自然災害の恐ろしさ、防災の大切さを共有し合い、共に助け合おうとする動きが広がっています。この動きによって、災害に強い未来を作るのです。
災害時の緊急対応、そして復興を目指す取り組み、被害を最小限に食い止める防災活動など、災害における各段階で、途上国の人々に必要な支援を伝えていくこと。それが、未曾有の被害を経験した私たちだからこそ出来る支援のカタチなのかもしれません。

 

 

事例:東日本大震災後、東北地方の先生たちがインドネシアを訪問

教育2004年に約22万人の犠牲者を出したスマトラ沖大地震・インド洋津波。津波に見舞われたインドネシアのバンダアチェ市を、震災後の2011年11月に東北地方の小学校、中学校、高校の先生たちが訪問しました。

 

震災後、笑顔が少なくなった子どもたちと接しながら、どう地域を再生し、復興に取り組むべきなのか、試行錯誤しながら過ごしてきた先生たち。
「アチェの復興の様子を伝えることで、子どもたちを含め東北の被災者を励ますことができるのではないか」「トラウマを持った子どもたちにどう接すればいいのか、現地の教育関係者から学びたい」。そんな思いを胸に秘め、研修に参加しました。

 

インドネシアの住民との意見交換では、アチェの先生方から「アチェと同じ景色…。あの時のことを思い出します」と、自分の身に起きたことのように心配そうな面持ちに。参加した仙台市の中学校教諭は、「『何かあるたびにみんなで集まって話す時間が何よりも楽しくて心の支えになっている』といった言葉を聞き、ハード面の復興はもちろんですが、コミュニティや人と人のつながりも重要だと感じた」と語っていました。

 

計6日間の滞在で、インドネシアの人々と災害の経験を共有し、今後の教育へのヒントを得た東北の先生たち。「復興が進むアチェの姿を子どもたちに伝えることで、気仙沼の未来の姿を共に考えていきたい」「どの国の人々も災害に遭えば同じように苦しむもの。だからこそお互いに支え合って生きていくべきだと伝えたいです」と、東北の未来を重ね合わせて語っていました。

 

開発教育/国際理解教育に取り組む小中高の教員を開発途上国に派遣する研修プログラム。JICA事業などの視察を通じて得た経験を、未来を担う子どもたちに教育現場で還元してもらうことが目的です。
JICA東北 教師海外研修事業
http://www.jica.go.jp/tohoku/enterprise/kaihatsu/kaigaikenshu/

 

 

 

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